高脂血症の検査方法と診断基準

高脂血症は、動脈硬化にもつながりかねない深刻な病気でありながら、単なる肥満のように受け止められがちです。自覚症状がほとんどないのも、あまり気にされない理由の一つかもしれません。

 

しかし、知らない間に病気が進行して、あるとき突然死亡したり、後遺症を残してしまう病気になって倒れることもあります。これを防ぐには、定期的に健康診断を受けて高脂血症の予防に努めることが大切です。ここでは、高脂血症の検査方法や診断基準についてお話しましょう。

 

高脂血症の検査方法

 

高脂血症に気付くには、健康診断で自分の体の状況を知る他はないでしょう。あるいは、他の病気の合併症として高脂血症になり、発見されるということもあります。

 

中年以降は5〜6人に1人が高脂血症だともいわれるため、40代前後になったら意識して定期健診を受けるようにすることをおすすめします。高脂血症かどうかは、血液検査でわかります。

 

血液検査では、血中の総コレステロール値や善玉コレステロールの値、悪玉コレステロールの値、中性脂肪の値が出てきます。これによって、高脂血症がどのタイプかも判断できるのです。

 

高脂血症の診断基準

 

血液検査で総コレステロール値が220mg/dl以上と出ると、高コレステロール血症と診断されます。また、悪玉コレステロール値が140mg/dl以上の場合は、高LDLコレステロール血症。

 

中性脂肪値が150mg/dl以上と出ると、高中性脂肪血症と診断されます。高脂血症は2007年から脂質異常症と改名されていますが、その際には善玉コレステロール値が基準より低い場合に低HDLコレステロール血症と診断されることも付け加えられています。善玉コレステロール値が40mg/dl未満と出ると、低HDLコレステロール血症の高脂血症になるというわけです。