高脂血症とアルコールの関係

高脂血症の人が動脈硬化を引き起こすリスクファクターに、アルコールがあります。ただでさえ高脂血症の人には糖尿病、高血圧などの合併症が心配されるのに、アルコールを摂取する習慣があると動脈硬化になる確率はさらに高まるというわけです。ここでは、高脂血症とアルコールの関係についてお話しましょう。

 

アルコールが中性脂肪を増加

 

高脂血症のタイプの中でも、お酒を飲む習慣がある人には中性脂肪の増加が心配です。血中に中性脂肪が増加する原因として、肝臓で合成される中性脂肪が挙げられるからです。

 

肝臓では、食事からとった栄養もアルコールの分解も重要な働きとしています。しかし、毒性の強いアルコールを摂取すれば、必然的に肝臓はアルコールの分解と解毒を優先させるのです。

 

そのため、一緒にとった脂肪分は体内に蓄積されやすくなります。また、アルコールの摂取によって血圧や血糖が上昇します。適度な量なら好影響につながっても、過度な飲酒を続ければ高血圧や糖尿病となって高脂血症の発症を促進させてしまいます。

 

お酒を進ませる脂肪分の多いおつまみも原因と考えられがちですが、アルコールの分解自体が高脂血症に悪影響を与えることを覚えておきましょう。

 

お酒の過剰摂取は少しずつでも影響

 

お酒には、適度に血管を拡張し、血管の内皮機能をよくする作用もあります。しかし、飲み過ぎは様々な弊害をもたらす可能性も持っています。

 

お酒の適量は、人によっても違ってきます。自分の適量を知って、飲み過ぎないように注意しましょう。また、近年では女性に急激に増えているといわれるアルコール中毒は、一度にたくさんのアルコールを摂取していないのにかかるケースが増加しています。

 

理由は、少量ずつでも毎日のようにアルコール摂取を続けるからです。缶チューハイを1本だけと思っても、3日に1回程度に控えておくのが健康の秘訣です。