喫煙すると高脂血症が悪化する?

喫煙は、百害あって一利なしとよくいわれます。そうはいっても、タバコを吸う習慣がある人にとっては、一服に勝るものはないから仕方がないと思うかもしれません。高脂血症と喫煙には、大きな関係があります。ここでは、高脂血症に喫煙がどんな影響を与えるかについてお話しましょう。

 

喫煙が善玉コレステロールを減少

 

高脂血症には、3つのタイプがあります。悪玉コレステロールが多いタイプ、善玉コレステロールが少ないタイプ、そして中性脂肪が多いタイプです。中には、善玉コレステロールが少なくて中性脂肪が多かったり、悪玉コレステロールが多く中性脂肪も多いタイプの人もいます。

 

そうなるとさらに厄介なのですが、とにかく喫煙は善玉コレステロールを減らしてしまうのが大問題です。善玉コレステロールには、血管壁にこびりついて動脈硬化の原因になりかねない悪玉コレステロールを肝臓に運んでくれる役目を持っています。

 

そのため、善玉コレステロールが減ってしまうと、悪玉コレステロールの天下となってしまうのです。タバコを吸うと、ニコチンによって交感神経が刺激されます。すると善玉コレステロールが減ってしまい、高脂血症を悪化させるリスクが増えるわけです。

 

中性脂肪を増やすニコチン

 

タバコを吸ってニコチンが交感神経を刺激すると、中性脂肪も増加してしまいます。中性脂肪の増加も高脂血症の原因となりますから、やはり高脂血症を予防・改善するにはタバコはスッパリ止めたほうがよさそうです。なかなか禁煙できない人は、中年期までは吸ってきたけれどもう一生分吸ったと縁を切ってはいかがでしょうか。